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【開催レポート】12/2(土)10:00~12:00「地方暮らしのロールモデルトーク」レポート
2023年12月2日(土)開催!地方暮らしのロールモデルトーク
みなさんこんにちは!
働く女性のロールモデルトーク運営事務局の重乃です。
12/2(土)に、働く女性のロールモデルトークイベントのスピンオフ企画
「地方暮らしのロールモデルトーク」を開催しました。
今回は、淡路島の洲本市地域おこし協力隊の藤田 美沙子さんをゲストに迎えました。
12年勤めた会社を辞め、淡路島に移住した藤田さん。
移住した背景や、移住してみて感じた淡路島・洲本市の魅力とは?
地域おこし協力隊として活躍する藤田さんの今後の展望とは?
藤田さんのこれまでのお話を聴きながら、地方ならではの生き方・働き方に迫りました!
■印象的だったお話
今回のトークイベントでは、藤田さんが洲本に移住する前の仕事のお話から、洲本に来てからの仕事の話、洲本で出会った人の話など、参加者の質問にも答えていただきながら、多岐に渡るお話を聞かせていただきました。
今回は、その中でも印象的だったお話をご紹介します!
1. 逃げずにやりきった先に
藤田さんの新卒からのキャリアは、企画や商品開発に携わりたい想いで、アパレル関係の会社へ入社。一時は、体力や精神的にもしんどい中で働いたり、人間関係での悩みから辞めようと思ったりした過去も。そんな時、当時のクールな先輩に言われた「今のままやったらうまくいかないと思うよ」という一言で、仕事を続けることを選び、提案した商品がヒット連発。それをきっかけに、企画をすること、アイデアを形にすることが強みだと気づけたということも。まるで、ドラマのワンシーンをみているかのようなエピソードトークでした。
特に、「逃げ出したい負の感情で、すぐにやめてしまわないことも大事」だということを、1つの考え方として、藤田さんから学ばせていただいた気がします。
2. 島へ移住、働き方の変化
アパレル関係の会社での仕事をやりきり、やっぱり環境を変えてみたいと、新たな挑戦を選んだ先は淡路島。移住したことで、これまでの週休2日から、グラデーションな働き方が可能となり、生活そのものが変わったといいます。
洲本に来て出会う人は、何かを始めようとすることのステップが軽やかで、自分と相手のやりたいこと・得意なことが重なれば、ちょっとやってみる?と動き出す人たちがたくさんいるということもお話いただきました。
地域おこし協力隊としては、島と人をつなぐことがミッションとなっており、大学生に洲本のことを知ってもらったり、市街地でインタビューをしたり。アテンドしていて、地元の人に島に対する想いを聴くことで、刺激になっていると藤田さんは話します。
(左:モデレーター 柴橋、右:ゲストスピーカー 藤田さん)
3. 淡路島をどんな場所にしていきたいか
淡路島では、高校を卒業したら島を出ることが通年ルートとなっており、若者の流出が、1つの課題とされています。藤田さんは、古民家を改修して交流拠点を作り上げるなど、地域振興の動きにも取り組む中で、こう話します。
「子どもたちが島を好きになり、一時的に島外へ出ていっても、帰ってきたいと思えるようなきっかけを提供したい。島内でマニアックな面白さを持つ人もたくさんいるからこそ、おもろい大人がおるやんと思える場所をつくり、島って面白いやんと良さを感じてもらうきっかけができたら。」
おもろい人が集まれば、さらにおもろい人が集まり、おもろい場所になる。今回のお話を聴いて、藤田さんご自身もそれを体現されているお1人のような気がしました。
最後に、藤田さんに「働くとは?」を伺いました。
「働くことは、未来に向かうこと。
やりたいこととお金をもらうことが重なればいいけれども、
誰しもすぐにそういうわけにはいかない。
興味が変わる中でも、試しながらやっていければいい。
私自身も、会社員時代の苦しい3年間があったからこそ、こうして今があると感じている。」
と過去の自分を振り返りながら、お話いただきました。
■イベントの感想
イベント後には、藤田さんのお話に刺激を受けたことが伝わってくる感想もいただきましたので、一部ご紹介します。
・地元で就職しようと考えていて将来のことを考えるきっかけにしたかったのでいい機会になりました。
・「働く」ということを 失敗も成功も含め、お話いただけて良かったです。
・フリーランスや移住に興味はあるが「わからないから怖い」という状態だったので、フリーランスの働き方がどんなものか、会社員からフリーランスに変わる時の状況などを伺い、少し前向きに考えられるようになりました。
・「転機」の1つ1つで「選択」を重ねてここにおられるんだなぁとお話伺いました。
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藤田さん、ご登壇ありがとうございました!
今後のイベントは、後日ご案内いたします!お楽しみに♪